スタッフの声

第二事業部 医業経営専門部シニアマネージャー H.K

細かい数字を合わせるのは大前提として
相手の気持ちを察する力が
鍵になる仕事です

入社の経緯をお聞かせください。

前職はホテルのフロントでした。もともと高校・大学で簿記の資格は取得していたのですが、仕事としてやりたいとは思っていませんでした。ちょうど就職氷河期でしたから、大学を出てしばらくは冬は国内・夏は南半球のスキー場でアルバイトをし、自分のやりたいスノーボードに打ち込んでいたのです。英会話のスキルがあったこともあってホテルマンになったのは20代の半ばでした。

でもホテルの仕事は不規則な勤務時間で給与面でも先行きが不安。家族、特に子ども3人のことを考えて転職を考えていたとき、たまたま自宅近くの小野瀬・木下税理士法人 小野瀬公認会計士事務所の募集を見かけ、応募したのです。取得資格も活かせ、安定した仕事というのが魅力でしたね。

今の仕事内容はどんなものですか。

仕事の内容としては大きく2つ。まず既存のお客様である医科及び歯科のクリニックの経営のお手伝いですね。毎月定期的に訪問したり、お客様によっては来所していただいたりして、先月までの状況を報告させていただき、次回ご報告するための資料をお預かりします。そして毎年、個人事業のお客様であれば確定申告、医療法人化されたお客様であれば決算月での決算・法人税申告をします。

もう1つは新規開業のサポートです。新規開業といっても様々なケースがあります。例えば、親御さんの資産も十分に活用し先々の相続対策を兼ねたケースと、親御さんの援助もなく銀行との融資交渉に重点があるケースでは必要とされることが異なってきます。いずれにしてもドクターは医療のプロであって経営やお金周りのプロではありませんから、事業計画書の作成、融資交渉、税務相談といった部分で私たちがサポートすることで、より有利な状況をつくっていくわけです。

仕事に必要なこと、仕事の上での喜びは何ですか。

仕事の上で、コミュニケーション力というか相手の気持ちを察する力が必要だと常々感じています。例えば融資交渉では銀行、税務調査への対応では調査官、と相手があることですから、こちらの主張ばかりでは話がまとまりません。申告書や決算書をつくるときも、私たちが法令や制度に則ってしっかりと細かい数字を合わせるのは当たり前のこととして、それだけでは納税者であるお客様が納得しないということもあるわけです。お客様が納得できないからといって法律に反した数字はつくれませんが、そうしたときこそお客様の気持ちに寄り添いつつ説明して、納得して判断していただくことが大切になります。

私たちはお客様の個人情報を深く知っています。その上でお客様は私たちを深く信頼してお仕事を任せてくれています。その信頼にしっかり応え、私たちのテクニックを十分に活かしてお客様に納得してもらい、感謝の言葉をいただけることこそ、この仕事の最も楽しい所だと思います。

どういう方が向いていると思いますか。

大前提として、細かい数字を合わせることを厭わない性格は必要かなと。しかも限られた時間の中ですから重要な部分に時間をかけて細かく最後まで追究できることが大事です。

一方で、数字だけ見るのではなく、お客様としっかり目線を合わせてお話しできて、お客様の求める所をしっかりと読み取って、それがお客様のためになることであれば対応していく、法令的にダメな場合はしっかり説明していくといった、相手の気持ちを察することができるような人だと一緒に働きやすいですし、本当にありがたいですね。

応募を検討されている方にメッセージをお願いします。

ここ10年、どんどん若手も入ってきて、平均年齢も若返ってきました。若手同士で、質問をしあいながら、確認しあいながら仕事ができている、若い年代であっても仕事について「聞きやすい」環境です。車通勤が多いので飲み会はほとんどありませんが、ゴルフや趣味を通した社内の交流も増え、社員同士がなじみやすい環境になっていると思います。

特に異業種からの転職や新卒の方に申し上げます。一人前、自信をもって仕事をこなしていくようになるには、やはり数年単位で時間がかかると思いますが、今は「背中を見て覚えろ」の時代ではありません。新人さんをしっかり見ながら教えていく環境はできています。性格が向いている、興味があるという方、ぜひ応募していただけるとありがたいと思っております。

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